駅にクマが出勤、改札を悠々と通過して駅員あ然

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駅にクマが出勤、改札を悠々と通過して駅員あ然

ある朝、地方の無人駅に体長1.5メートルほどのツキノワグマが現れた。防犯カメラには、クマが改札をくぐり、ホームをのんびり歩く様子がはっきり記録されていた。

始発を待っていた数人の乗客は静かに距離を取り、駅員が自治体と警察に通報した。クマは列車が来る前に線路沿いの茂みへと姿を消し、けが人は出なかった。

近年、ツキノワグマの市街地への出没が東北・北陸を中心に各地で増えている。背景にあるのはブナやドングリなど山の堅果類の不作で、エサを求めたクマが人里へ下りてくる。過疎化で耕作放棄地が増え、人の生活圏と山との境界(緩衝地帯)が曖昧になったことも一因とされる。無人駅や住宅地での目撃が相次ぎ、自治体は早朝の見回りや緩衝帯の整備を進めている。

笠松より

東北では、クマは珍しくありません。毎年秋になると里に下りてくる。……ただ、改札を通るのは初めて見ました。ツキノワグマは本来とても臆病で、人を避けて暮らす動物です。それが堂々とホームを歩くということは、山にそれだけ食べ物がないということでもある。ドングリの凶作が続くと、こういう”出勤”が増える。笑い話の裏で、山が痩せているんです。

編集より

出典: Sample Source